目国内岳バックカントリーツアー 4月17日

奥ニセコの目国内岳にバックカントリーツアーに行ってきました。

春らしい青空の下、気持ちのいい登り。
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山頂から南斜面を滑ります。
手前から順に、シャクナゲ岳、チセヌプリ、ニトヌプリ、イワオヌプリ、ニセコアンヌプリ、羊蹄山、そのうしろにうっすらと尻別岳が見えます。
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ノートラックのザラメバーン。
太陽の反射で光って見えますが、凍っているわけではなく、柔らかい快適な斜面です。
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下の写真は滑ったトラックが黒く見えます。まさに「黒いシュプール」!
「黒いシュプール―雪山に謳う三浦敬三写真集 (1965年)」は、もう書店には売っていません。中古で見つけたら即ゲットしましょう(笑)。
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最後の写真の斜面で光っているところは「フィルムクラスト」っぽくなっていました。
「クラスト」というと硬くて滑りにくいように聞こえますが、積雪表面に数ミリの薄氷がはっている状態なのでまったく硬くありません。
その下は柔らかいザラメなので非常に滑走しやすく、薄氷を割りながらすべる独特の感触と割れた氷が斜面を流れる「シャリシャリ」音が心地よいです。
斜面の向きや標高、気温などの条件がそろっていないとできないので、ある意味パウダーより貴重です。
この斜面ではフィルムクラストっぽいのがまばらにできていますが、もっと広い範囲で鏡のようにピカピカの完璧なフィルムクラストが出ることもあります。
標高にもよりますが、ニセコでは4月頃によく形成されます。

天候にも恵まれ、楽しい一日となりました。
ありがとうございます。

 
ニセコ雪道楽
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