日別アーカイブ: 2013年8月16日

春のニセコにはパウダースノーありますか?

ツアー中にお客さんから「3月以降のニセコってパウダーありますか?」と聞かれることが良くあります。
写真を見ていただけばわかりやすいと思い、3月以降のパウダー写真を集めてスライドショーにしてみました。

→ 春のニセコパウダーフォトギャラリー

春のニセコパウダー写真

これはスライドショーの1枚目の写真です。
3月ニセコのパウダー
↑この写真は、ニセコ雪道楽のウェブサイトで以前トップページに使っていたものです。
スキーヤーはその当時ニセコビレッジスキー場でパトロールをしていた友人のフッチ。
この写真をみて、「こんな写真を撮ってほしい」と言って頂いたお客さまがいらっしゃって、私が、「この写真は3月下旬の写真ですよ」と言うと、「3月下旬にパウダーなんてあるんですか!!!」と、びっくりしてらっしゃいました。
多くの方がそう思っているんではないかと思います。

ニセコの3月は、
「雪もそれなりに降って、ある所にはパウダーも結構あり、寒すぎず、人も少なく、晴れる日も多く、バックカントリーガイドツアーにもおすすめな3月」
という感じでしょうか。

パウダーに関しては、3月以降と比べると、12月~2月のほうが降雪量が多く、気温も低いので、深い・軽いパウダーに遭遇する確立は12月~2月頃の方が高いと思います。
ただし3月といっても、平均気温はまだ氷点下ですし、リフトで上がれば、まだまだ真冬です。降雪も厳冬期に比べると少ないですが、結構降りますので、パウダーに遭遇できる確立は充分あります。4月でも当たれば新雪ありますからね。

最近はファットスキーも普及してるので、そんなに深いパウダーじゃなくても、底付きはしないし、むしろ、「深すぎず、ちょっと重めのパウダーをファットスキーで大回りで滑るのが楽しい」という人も結構います。

3月の利点をあげると、
・厳冬期と比較すると、人が少なく、すいている。
・晴天率が上がり、写真撮影にはもってこいのシーズン。
・雪が深すぎないので斜度の緩い斜面も楽しく滑れるし、移動や登りも楽です。  などなど

ゲレンデを見ていると、「パウダーなんてどこにも無い」ように思えるときも、あるところにはパウダーがあったりします。
3月以降の雪質は厳冬期に比べ、標高や斜面の向き、地形などでかなり変わっていきます。その辺をうまく考慮して滑走場所を選べば、結構な確立でパウダーを滑ることが出来ます。

ここまで、3月以降の「パウダー」について書いてきましたが、パウダー以外にも、コーンスノーなど楽しい雪はいっぱいあります。
長年ニセコに通っている方で、最近春にも来る方が少しずつ増えてきた感じがします。

「厳冬期にニセコの軽くて深いパウダーにハマる」→「春の浅めのちょっと重めのパウダーなんかも楽しくなる」→「コーンスノーやフィルムクラストなどの楽しい雪と出会って春のニセコにもハマる」って感じでしょうか。
極上のフィルムクラストなんて、厳冬期のディープパウダーより遭遇率は低いですしね。
もちろん、板がぜんぜん走らないストップスノーや硬いアイスバーンなんていうのもあります。

どんな雪質でも楽しめる人が一番だと思います。
楽しい雪はパウダーだけじゃないので、色んな雪を楽しみましょう。

ぜひ春のニセコにもお越し下さい!

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